お役立ちコラム

イベントの成功のカギを握る!効果的なプロジェクト管理術

「イベントは準備が8割」

そう言われるほど、イベントの成功は事前のプロジェクト管理にかかっています。内容や演出がどれだけ優れていても、準備や連携が不十分であれば、当日にトラブルが発生する可能性が高く、参加者の満足度は大きく下がってしまいます。
よく発生する問題として、「進行スケジュールが押した」「担当者間の連携が取れなかった」「予算がオーバーしてしまった」などが挙げられます。他にも大小さまざまな問題の発生が考えられますが、これらの多くはプロジェクト管理の甘さや、見通し不足が原因です。このように、「スケジュール管理」と「予算管理」はどんな規模のイベントでも避けて通れない重要な要素です。
本記事では、イベント運営で役立つ効果的なプロジェクト管理術についてスケジュールと予算という二つの視点から解説していきます。

スケジュール管理:逆算と可視化がトラブルを防ぐ

イベント準備には、会場の確保、出演者との調整、機材の手配、広報、設営、リハーサルなど、多くのタスクが同時並行で進んでいきます。その中で一つでも遅れが出ると、全体の進行に大きな影響を及ぼしかねません。そのため、スケジュール管理は「命綱」と言っても過言ではありません。

効果的なスケジュール管理の基本は、「イベント当日から逆算して計画を立てること」です。当日が絶対に動かせない締め切りである以上、そこから必要な準備期間を見積もり、各工程に必要な時間を割り振っていくのが鉄則です。例えば、印刷物の制作にはデザインから校了まで2週間、さらに印刷・納品に1週間必要だとすれば、納期から逆算して制作スケジュールを設定する必要があります。

また、タスクを見える化することも非常に重要です。ガントチャートなどのプロジェクト管理ツールを活用することで、タスクの進捗状況や各担当者の負担が一目で把握できます。関係者全員が同じ情報を共有することで、認識のズレや抜け漏れを防ぎ、トラブルの早期発見・対応が可能になります。

さらに、想定外の事態にも対応できるよう、バッファ期間を設けることもポイントです。すべてが予定通りに進むとは限らないため、重要なタスクの締め切りには余裕を持たせ、柔軟な対応ができるスケジュールを組んでおくことが、リスク回避につながります。

予算管理:柔軟さと計画性の両立を

スケジュールと並んでイベント運営で重要なのが予算管理です。限られた予算の中で、最大限の効果を上げるには、単に支出を抑えるだけでなく、「どこにお金をかけ、どこを節約するか」の判断力が求められます。

まずは、全体予算を「固定費」と「変動費」に分けて管理しましょう。固定費には会場費や機材レンタル代、保険料など、イベントの規模や内容に関わらずかかる費用が含まれます。一方、変動費には飲食、ノベルティ、スタッフ人件費など、参加人数や内容によって変わる項目が該当します。このように分類することで、予算のどこに柔軟性があるのかが明確になります。

次に重要なのが、「予備費」の設定です。どんなに入念に計画しても、当日の天候による対応変更や追加注文など、予期せぬ支出はつきものです。全体予算の5~10%程度を予備費として確保しておくことで、急な変更にも落ち着いて対応することができます。

また、費用対効果の視点も忘れてはいけません。参加者の満足度や印象に直結する部分には、ある程度の予算をかけるべきです。例えば、映像演出や音響、演出照明などは、イベントのクオリティを大きく左右します。一方で、事務用品や設営資材など、代替手段がある項目については見直しの余地があります。

最後に、支出状況をリアルタイムで管理できる仕組みも必要です。Excelや専用ソフトを活用し、見積もり、発注、実績を一元管理することで、想定以上の支出を素早く把握し、早期に対処することができます。

まとめ

「段取り八分、仕事二分」という言葉がありますが、イベント運営においてもこれは的を射ています。準備段階でのスケジュールと予算の管理がしっかりしていれば、当日のトラブルにも冷静に対応でき、スムーズな運営が可能になります。

プロジェクト管理は一見地味に見えるかもしれませんが、イベント成功の見えない土台です。しっかりとした計画と柔軟な運営体制を整えることで、誰もが安心して関われるイベントを作り上げることができるのです。

次回のイベントでは、ぜひプロジェクト管理を意識して、準備から当日まで一貫した運営を目指してみてください。社内で完結させるのは難しいという場合はイベント会社にプロジェクト管理をお任せしてしまうのも一つの方法です。エス・ブイ・シーグループではイベントの企画、制作から当日の運営までをワンストップで行います。社員総会や表彰式といった社内イベント、記念式典、eスポーツイベントなど、オンライン・オフラインを問わずどんなイベントでもお任せください。開催方法や内容が決まっていなくても、丸投げOKです!お客様の目的に合わせたイベントをご提案しますので、お気軽にご相談ください。エス・ブイ・シーグループはイベントを通じて感動を創造していきます!

DATE

2025年07月28日

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